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![]() Special Race Report 2 WGP 世界ロードレース選手権第3戦 Marlboro Grand Prix of Japan 鈴鹿サーキット(日本) |
2000年4月9日(日) 晴れ |
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![]() 250ccクラス決勝スタートへの時間が迫る。
ピットに現われた大治郎をTVカメラが追いかける。2分8秒の壁を初めて破ったスーパーラップでポールポジションを獲得し、鈴鹿での日本GP2連勝中という話題性でも注目の的となっている。 一方、宇川も予選でのクラッシュを反省に、決勝ではステディーに攻めて来るだろう。YAMAHAの中野、ジャックも好調なだけに接近した攻防になる事は想像に難くない。交錯する想い。
<華やかな隊列のスターティンググリッド上で選手紹介が行なわれる。ポールポジション、チームAXO・HONDA・GRESINIダイジロ・カトー!!グランドスタンドに陣取った応援団がブルーの旗を振って大治郎に大きな声援を送っている。フロントローに並ぶNSR VS YZRをピットから見ているスタッフは複雑な思いで見つめる。無事に戦い切ってくれ…心で願い、音が遠ざかる。
フロントローから順番にマシンが発進。ウォームアップラップでコースを1周して全車整列した後、スタートシグナルを待つ。今回、様々なきっかけで初めてレース観戦をするという方々が観客席に大勢いる事を聞いている。大治郎を応援してくれているファンも沢山来てくれている。選手達の家族も見守っている。 各マシンが一斉にアクセルを煽り、レスポンス良く吹け上がるエンジン回転に瞬きも出来ない。 2000年の日本GP250ccクラス決勝レースがスタート!
フロントローの4台がタイミング良く飛び出す。大治郎がアウトから加速して第1コーナーへ進入。中野がインを差す。大治郎、ジャック、宇川に後続が続く。開幕から中野がこのパターンでレースをリードして連勝しているだけに、離される訳にはいかない。序盤からハイペースで逃げる中野を大治郎が追いかける・・・
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◆第3戦 日本GP 予選一日目◆ | ◆第3戦 日本GP 予選二日目◆ |