Race Report
FIM '98世界選手権シリーズ第3戦
スプライト「鈴鹿8時間耐久ロードレース」

<決勝レース>

7月26日(日) 決勝 観客数:70,000人 晴れ〜曇

決 勝 リタイヤ (64Lap)

コースコンディション : ドライ

朝方はやや雲が多くはっきりしない天気だったが次第に晴れ間が見えるようになり、7万人の観客が見守る中11時30分、レースはスタートした。スタートライダーである加藤は好スタートを切り、1コーナーに2位で進入しすぐにトップを奪う。そしてレース序盤は#100加藤を先頭に#4岡田(ホンダ)、#6梁(スズキ)、#33伊藤(ホンダ)の激しいトップ争いが展開されていた。10周目頃から早くも周回遅れのマシンが出始め、加藤はそれを交わしながら後続を引き離そうとする。しかし#33伊藤が2分12秒台のハイペース走行で一気にトップに浮上、加藤はライダー交代の為ここでピットイン、武田は3位でコースに復帰する。武田はすぐに#4エドワーズをパスして2位になるとトップ#33宇川を追い、後続グループを引き離した。そして2回目のピットインで再び加藤がコースに出て行く。
レースは2時間を経過しここまで順調に走行を続けていたが64周目、何とヘアピンの立ち上がりで加藤のマシンが突然のスローダウン、マシンを押している加藤の姿がモニターに映し出される。ピットまで戻りメカニックが修復にかかるが、思いのほか深刻なトラブルとなった為結局そのままリタイヤとなってしまった。好位置につけていただけに2人の落胆は大きかったがすぐに気持ちを切り替え、来年もう1度2人でペアを組み優勝を狙う事を心に誓った。
加藤・・・
「スターとしてから4台のバトルになったが、ペースも良く走りやすかった。しかし2回目の走行中ヘアピン立ち上がりで2速に入れたあたりで、急にトラブルが出てしまった。スプーンまで惰性で走り、その後マシンを押してピットへ戻った。へとへとになったが、早く帰って再スタートしたい一心でマシンを押し続けた。結果はともあれ完走したかったのだがかなわず残念だ。早く来年の8耐を走りたい。」

武田・・・
「序盤でミスをしてはいけないと思い慎重に走ったところ最初の走行では若干ペースが遅くなってしまった。2回目の走行ではタイヤを固めにしてペースを上げていこうと思っていた。しかしライダーチェンジした後モニターを見ていたら大ちゃんがマシンを押しているので何のトラブルなのかと思いをめぐらせた。これで優勝は無理だと感じたがとにかく完走したかったのでライダーチェンジの用意をして待っていた。レースなのでいろいろな事が起こるとはわかっていたがやはり悔しい。来年の8耐も大ちゃんと組んで優勝を狙いたい。」




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