Race Report
MFJ'98 全日本ロードレース選手権第6戦
GP250ccクラス 鈴鹿サーキット
<決勝>
9月6日(日) 観客数 18,000人 雨
決 勝 リタイヤ
(1Lap)
コースコンディション : ウェット
明けた決勝日は朝から小雨のパラつく天気となり、午後になると完全な雨でレース開始前にウェット宣言が出された。雨は強くなったり弱くなったりとかなり不安定な状況で、路面も微妙なコンディションとなっていた。
1周のサイティングラップを終え加藤はグリッドに並んだ。そこで選手紹介やインタビューを受け、いよいよウォーミングラップが開始という場面で加藤のマシンはエンジンがかからないというアクシデントが発生する。メカニックが何度か押しがけをするがなかなかかからず、何度目かのトライでやっと始動、ウォーミングアップラップを走る事ことができた。そしてシグナルが変わりレースはスタート、好スタートを切ったのはやはり中野で、加藤は大きく出遅れ後続の集団に飲み込まれてしまう。
更に不運は重なり加藤は2コーナーでまさかの転倒を喫し、そのままリタイヤとなってしまった。そして右手の人差し指と薬指にケガを負い、これで2戦連続のノーポイントとなる。スタート前に高まったコンセントレーションがエンジンがかからなかった事で途切れ、更にスタートに出遅れた事での精神的な動揺が、加藤に全くなかったとは言えず非常に残念な結果となった。
加藤はレース後すぐに気持ちを切り替え、次の筑波までにケガを直して残り3戦での巻き返しを心に誓った。
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決勝 結果
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