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Race Report MFJ'98 全日本ロードレース選手権第4戦 GP250ccクラス 鈴鹿サーキット |
<決勝>
5月31日(日) 観客数 22,000人 晴れ
決 勝 2 位 (17Lap)
Time 37'27.553.
コースコンディション : ドライ
決勝はよく晴れ多くのファンがサーキットに朝から来場した。加藤は痛みを抑える為に坐薬を使い、更にスプレー式の麻酔を塗り万全の対策をとてレースに臨んだ。
2万2000人が見守る中でレースはスタート、好スタートを決めてホールショットを奪うかに見えたが1コーナーへは中野が飛びこみ、加藤、松戸と続く。だが松戸はすぐに加藤をパス、トップ中野は序盤からハイペースで飛ばし3周目には既に後続との差を6秒としていた。2位を争う2台はテールトゥノーズで走行し、加藤は松戸をプッシュし続ける。この2台の攻防は1周の前半は松戸が若干リードするもののバックストレッチ以降で加藤はその差を詰めるというパターンで展開されていた。10周目に1度加藤は松戸の前に出るが再び11周目のS字コーナーで抜き返される。そしてレースは終盤を迎え周回遅れのマシンが出てくる中加藤はペースを上げ、2台のバトルは最終ラップにもつれ込んだ。加藤はバックストレッチで松戸を捕らえそのまま130Rとシケインをクリアし、わずか0.1秒さで2位のチェッカーを受けた。
「競り合いに勝ったのは嬉しいがトップにあそこまで逃げられてしまった事が悔しい。痛みについては万全の対策をして走ったが、それでもS字の切り返しがつらく周の前半を離されて後半で追いつくパターンになってしまった。作戦とかは特に考えていたわけでなく、とにかくチャンスがきたら前に出ようと思い頑張った。」加藤談
全日本は次回8月まで無くその間に鈴鹿8耐が行われ、加藤は武田雄一と組み「ラッキーストライクwithHSC」より参戦する。
