Race Report
FIM'98世界選手権シリーズ第1戦 マールボログランプリ・ジャパン
鈴鹿サーキット

<決勝レース>

4月5日(日) 決勝 観客数 52,000人 晴れ

決 勝 優 勝 (19Lap)
Time 41'17.096

コースコンディション : ドライ

決勝日は朝から良く晴れ、汗ばむような陽気となった。
12時45分にレースはスタート、宇川が好スタートを決め、加藤は3位、2週目のシケインでジャック(ホンダ)を交わして2位となり、トップの宇川の後方にピタリと付いていた。3週目の最終コーナーでトップとなった加藤を先頭に宇川、中野、松戸(ヤマハ)、原田(アプリリア)、ジャックの6台がトップグループを形成していた。トップ争いは中野と松戸がペースを上げ加藤を激しくプッシュする。加藤と中野の争いはコーナー毎に順位を入れ替える激しいものとなり、更に松戸を加えた3台は息をのむバトルを展開した。加藤はトップをキープしながらも抜け出す事ができずレースは終盤を迎える。17週目、周回遅れのマシンが3台の前に現れる。この処理が明暗を分けるかと思われたが、そのマシンは3台にラインを譲り問題なくパス、加藤と2位になった松戸のテールトゥノーズの戦いは最終ラップにもつれ込んだ。だが、松戸がコーナーでミスした隙をついて中野が2位に浮上、これにより楽になった加藤はトップの座を守り切りフィニッシュ、2年連続の日本GP制覇という記録を達成した。スーパーバトルを制し文句なしの優勝で加藤は“今までのレースで1番嬉しい優勝”とコメント、本当に嬉しそうな様子で表彰台に上がった。これで加藤は来週開幕する全日本シリーズを前に実りある勝利を掴み2年連続チャンピオン獲得に向けて始動した。

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