74Daijiroメンテナンス講座2回目は、
取付方法を間違ったまま走行を続けるとフレームクラック(ひび割れ)の原因となる「右エンジンハンガーステー」の解説です。
現状をチェックし、
すでにナットの緩みがあった場合は左右のエンジンハンガーやフレームのエンジンマウント部分にクラックが発生していないか確認しましょう。
早期に発見すればダメージを最小限に抑えることができます。
なお、正しく取り付けられている場合でも、走行後のメンテナンス時にチェックする事を習慣付けましょう。
① ボルト3本を締め付けて、
エンジン脱着やシリンダ分解のために取り外したリコイルカバーを完全に取り付けます。
② リコイルカバーと右エンジンハンガーステーを共締めしているボルト(5X60)に、手で回るところまでナットを取り付けます。
③ ボルト(5X60)とナットが一緒に回ってしまわないよう、ボルトを4mmのヘキサゴンレンチでおさえたまま、
ナットを完全に締め付けて完了です。