11月27日、サーキット秋ヶ瀬でDAIJIRO-CUP CAポケットバイクレース第5戦が開催され、澄みきった青空がひろがるベストコンディションの中、コースレコードタイム続出の一瞬たりとも目が離せない緊迫した攻防が繰り広げられました。
今回21台のエントリーを集めた74Daijiroクラスは予選ヒートの時点で2つのグループに分け、それぞれ予選ヒートの上位6名がA決勝、 7位以下の選手がB決勝という安全面を配慮した形式が採用されました。
サーキットにはWSBK阿部典史選手、MotoGP玉田誠選手、全日本JSB亀谷長純選手、BSB清成龍一選手が来場。
めったに会えない海外で活躍中のライダー登場にキッズライダーはもとよりご両親も興奮気味でした。
画像提供:佐藤洋美
各クラスリザルトおよびシリーズランキングはサーキット秋ヶ瀬ホームページで
74Daijiro A決勝
今シーズン何度も目の当たりにした赤い74と青い74のバトル。
しかし今回はNo,7国峰啄磨選手がこの2台に絡みレース中盤まで後方にぴたりとつける健闘を見せた。
最後まで攻め続けたNo.4石塚智選手がNo,5石塚健選手を抑え、全戦優勝にサーキットレコード付で完全勝利、
初代DK-CUP 74Daijiroクラスシリーズチャンピオンを手にした。
●決勝ファーステストラップ:No4石塚智選手
35.690
●サーキットレコード :No4石塚智選手 35.690
熾烈だったセカンドクループによる4位争いは、
レース終盤No1三原壮紫選手も巻き込んで4つ巴の戦いとなった。
74Daijiro
B決勝
A決勝にも負けない見ごたえあるレースを展開したB決勝のNo.15浅川岳選手とNo,16榎戸育寛選手
●決勝ファーステストラップ:No16 榎戸育寛選手 38.114
オープンクラス決勝
No5、 No4石塚兄弟にNo6鈴木圭一郎選手、No26中本貴也選手が加わり最終戦にふさわしい好バトルを展開。
迎えた最終ラップ、最終コーナーで前に出たNo4石塚健選手だったが、
直前で転倒した選手に振られていたイエローフラッグを見逃してしまいペナルティーを科せられてしまう。
最終的に優勝はNo4石塚智選手が獲得、DAIJIRO-CUP3代目オープンクラスチャンピオンに輝いた。
●決勝ファーステストラップ:No4石塚健選手 33.121
●サーキットレコード :
No4石塚健選手 33.121
ノーマルクラス決勝
トップ4台が壮絶なバトルを繰り広げたノーマルクラス。
その中でもNo8鈴木竜生選手が常にゴールラインではトップをキープ、
混戦のノーマルクラスを制するとともにノーマルクラスのシリーズチャンピオンもゲットした。
●決勝ファーステストラップ:No5横山優磨選手 36.624
●サーキットレコード :No5横山優磨選手 36.624
74Daijiro大人クラス決勝
阿部典史選手が観戦する中おこなわれた74Daijiro大人クラスには、ゲストの亀谷長純選手を含む11名が参加。
経験値と体重差を考慮したハンデ付決勝では追い上げる亀谷選手から逃げ切りNo8大塚博樹選手が優勝を飾った。
レースリザルト(出走11台)
順位 No ライダー チーム名 LAP
1 8 大塚博樹 チームおやびん! リチャード 5
2 14 亀谷長純 チーム桜井ホンダ 5
3 3 岡本 大輔 チーム ブルーフォックス 5
4 11 田中 貴幸 チームアンディー ミノワレーシングサポート 5
5 7 平山浩司 デルタレーシング& B☆1 5
6 10 半田明 チームおやびん! リチャード 5
7 4 安藤 健介 チーム ブルーフォックス 5
8 1 樋口 チーム ブルーフォックス 5
9 6 鈴木 正一郎 チーム ムーン ロード 5
10 9 榎本 祐治 チームおやびん! リチャード 5
11 2 菅原浩一 ミノワレーシングサポート チームアンディー 5
2005 DAIJIRO CUP年間シリーズランキング表彰式
最終戦を終え各クラス年間シリーズチャンピオンが決定。オープンクラスにはホンダ・レーシング様より
「NSR Mini」が、 74Daijiroクラスにはデルタ・エンタープライズより「74Daijiro」
がそれぞれの覇者に贈呈された。
74Daijiroクラスシリーズランキングはこちらから
オープンクラスシリーズランキングはこちらから
レース終了後からランキング表彰式までの時間で催された感謝パーティーでは炭火焼肉「光陽苑」
様のご協力により盛大な夕食会が開かれました。はじまりには大治郎の父、
加藤隆さんより74Daijiroクラスデビューイヤーを無事終えることができたことへの感謝の気持ちが述べられ、
参加者のみなさまからは温かい拍手が贈られました。