「74Daijiroメンテナンス講座」第3回は、
経年劣化や第2回で取り上げたエンジンハンガーステーが破損したままの走行等により発生する、フレーム(エンジンブラケット部)
のクラック発生時の対応部品、エンジンブラケット・セットの取り付けについて解説します。
「エンジンブラケット・セット取り付け」
付属品:
エンジンブラケット本体1個/ボタンボルト6mm4本/ワッシャー4枚/ナイロンフランジナット6mm4個/
アルミスペーサー4個
★現状をチェックしましょう
フレームのエンジンブラケット部分にクラックが発生していないか、同時に左右のエンジンハンガーステーも確認しましょう。
早期に発見すれば他へのダメージを最小限に抑えることができます。
フレームのサイドにエンジンブラケット用のマーキングがある場合は、②の「フレームをカットする」
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① 取り付け位置を決める
フレームに上からエンジンブラケットをかぶせる、次に裏からスケールを用いてセンターを合わせる。
※位置決め、穴あけ、カットは左右同時に行わず、左側より作業しましょう(フレームと干渉して位置が狂う原因となります)。
センターを合わせた後に、表側より穴に沿ってケガキ線を入れる。
ケガキ線下部を、直線でつないで交差した点にポンチ等でマーキングする。
② フレームをカットする
フレームのエンジンブラケット部分を金ノコを使ってカットする。
③ 穴を開ける
マーキングに合わせて6,5mmの穴をあける(必要に応じてフレームの中心に微調整する)。
※穴がずれないように3ステップ(例:2,5/4,5/6,5mm)で開けるとよい。
④ 取り付け
画像を参考に取り付ける。
⑤ エンジン取り付け
エンジンを取り付けた後に、エンジンブラケットの取り付けボルト4本を一旦緩めた後に締め直す
(ボルトと穴の遊びで穴あけ時の誤差を吸収します)。
※今まで付いていたクロスプレートは、
エンジンブラケットの下側に重ねて必ず取り付けてください。
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